今の時代、スロプロ生活は非常に厳しいものがある、
ということは前提として知っておいてほしいと思います。
ていうか、私が知るかぎり純粋な
スロプロという人は一人もいなくて、
いわゆるパチプロと呼ばれるような人は、
スロットだけでなくてパチンコも打ちます。
まして「ジャグラーだけで」生活している人というのは、私の周囲にはいないし、
どう考えても現実的ではないと思います。
ジャグラーは収支を安定させやすいのは確かなのですが、それはあくまでも「他の機種と比べて」の話し。
ジャグラーがギャンブルであることに変わりはなくて、
ギャンブルである以上勝つこともあれば必ず負けがあり、
そして勝負は胴元であるホールが圧倒的に有利なのです。
若い人が、スロプロに憧れる気持ちはなんとなくわかりますよ。
「自分の腕一本で喰ってく」みたいなイメージがあり、職場の上司や先輩に嫌みを言われたり仕事で辛い思いをすることもなく、好きなスロットを仕事として自由に生きている。
でもね。
パチプロって、そんなにカッコイイわけでも、それほど自由なわけでもないんですよ。
というか、私が知るかぎりパチプロの人はほぼ全員、かなりストイックで、
普通に働いてる人の方が遥かに自由でノンキに暮らしているように見える。
これは自営業の人や自営業の家庭で育った人は理解できると思います。
私の父親も自営業だったのでよくわかるんですよね。
自由にやってたら生活できません、一家で路頭に迷っちゃいます(^^;
仕事上の辛い思いも、雇われている人のソレとは比べ物にならないくらいですよ?
「嫌な客に頭を下げる」ことだって、
雇われている人とは全然違うの、
だって少し大袈裟に言えば生死に関わりますからね。
本当の意味でお客さまは神様ですから。
スロットで生計を立てることも、
おそらくは想像以上のストレスがあるんだと思います。
並大抵の覚悟ではつとまらないかな。
◎◎スロプロのメリット◎◎
普通に働くことと比べてメリットは
・
収入が多い会社員程度の収入しかないなら、スロプロはやっていけないですよね。
当然、生活費や貯蓄などのほか「種銭」も稼がなきゃならないわけで(^^;
しかも負けることがあるのが前提なので、
稼げる時には稼ぎきり、投資は最小限に抑えるので自然と収入は多くなります。
・
時間的に自由普通に働いてると労働時間は拘束されますが、スロプロは基本的に自由です。
力のあるプロは、信頼できる打ち子を雇っていることが多くて、
自分が選んだ台を打ち子に打たせて時間を確保していますね。
中には、何人もの打ち子を雇って良い台を全部おさえちゃう場合も。
こうなると人件費もかなりかかりそうですが、それ以上大きな収入がえられます。
最近は、大々的にやってるプロは見かけなくなりましたが…
◎◎スロプロのデメリット◎◎
・
不安定収入面が最大のメリットでありデメリットにもなります。
赤字の仕事もある、ということが理解できない人はスロプロは無理です。
・
社会的に認められないコレ、想像以上にキツいと思いますよ。
今の世の中、クレジットカードが持てない、ローンが組めないで生活するってタイヘンです。
住む部屋を借りるのだってそう簡単にはいかないハズです。
このあたりのことは、彼らは人脈で乗り越えてるっぽいですw
男性なら、彼女の理解が得られるかもわかりませんし、結婚は二人だけの問題ではありません。
彼女のご両親はまず大反対するでしょうね。
知り合いのプロは
「子どもが小学校に入学する頃夫婦喧嘩になった」
と言ってました。
親の職業…どう説明します?
仕事って、どんな職業でも必ず何らかのカタチで世の中に貢献しています、
価値を提供する対価として収入を得ているのです。
ところが、
スロプロ・パチプロは世の中に対して何一つ貢献していない。
ですから世間ではこれを仕事として認めません。
スロプロに対する社会的評価は最低なんですね。
これは世の中の仕組み上しょうがないこと、当たり前の話しです。
女性と比べて男性は、社会性が強くできてますので、
「社会的評価が低い」ということは、
人によっては耐え難いストレスを感じるはずです。
若いうちはまだ良いんですよ。
周囲の人もまだ学生さんだったり、就職したばかりの新人だったりバイト生活だったりで、みんな社会的な評価がそれほど高くないから。
目上の人達だって「まだ若いからね」と、
将来性に期待して厳しいことは言わないかもしれません。
でも、年齢が上がるにつれ、みんなそれなりに社会経験を積み上げ、それぞれの立場の違いは明確になっていくものです。
仲の良いお友だちだって、いずれ後輩や部下を指導する立場になり、責任の重いタイヘンな仕事をこなすようにもなり、立派な肩書きも持つかもしれません。
でも、スロプロには何もありません。
周囲は厳しく冷たいですよ、
「遊んでないで働け!」
これはもっともな意見です。
さらに、スロプロとして生活できない事態に陥った時には、いつでも普通に働く覚悟が必要なんですが…
スロプロ生活の期間は、仕事の実績ゼロの状態です。
それを面接でどう説明しますか?
スロプロ期間が長いほど、働くことが難しくなるでしょうね。
・
勉強と情報収集がとてつもなくタイヘンである自分の好きな台だけ打って生活できるほど甘いものではありません。
たくさんの機種の基本スペックくらいは頭に入れておかなきゃならないし、
今は次々新台が登場するのでタイヘンですよね。
当然パチンコの知識だって重要で、釘を読むなんて最低限できて当たり前のことレベル。
自分で実機を購入して、家で研究してる人もいますよ。
これはプロじゃなくてもやった方がイイかもですが。
高・中・低それぞれを感覚的に見分けられるようになりますからね(^^)
ジャグラーなら基本的なことは共通するので、ちょっぴり古い機種ならお手頃な価格で買えますから、それで負けが減ったり勝率が上がるなら価値ある自己投資だと思います。

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機種の勉強と情報収集の他、ホールデータの収集が最重要で、プロの飯の種。
私の知り合いは、ほぼ年中休むことなく閉店間際にデータを見ていますね。
勝負しない日でもデータだけは絶対チェックしています。
それをずーっと何年も続けているんです。
で、おそらくは数店チェックしてるでしょうね。
データだけじゃなく釘やら閉店時のモードやら何やら、とにかく閉店時は情報の宝庫で、投資を抑える為、勝つ為には不可欠な作業なのでしょう。
年中無休で何年間も(廃業するまで一生)続けるって、簡単なことではないですよ。
だから、情報収集は飯の種。
1. 無題
今は~~~パチプロ見てても全く羨ましくないというか難しすぎる・・
「その能力と才能を他で使えよ」ってネタでよく言いますけどね(笑
関係無い話ですが、携帯を誰でも持つようになり家電の価値観が変わったんだけど
学校に提出する「連絡先」が携帯ってどうよ? って話を思い出しました
パチプロが社会的に認められる日は来ないでしょうね・・・
世の中「株」とか「投資」には何故寛容なんですかね?(笑
「僕のお父さんパチプロなんだ~」って子供が言ってたら辛いですね(-_-;)